Tスピントリプル(TST)の形と入れ方
Tミノ1個で3ラインを消すTスピントリプル。縦穴・切れ込み・屋根・棚でできた受け口の形と、壁蹴りで落とし込む仕組みを解説します。
Tスピントリプル(TST)は、Tミノ1個で3ラインを同時に消す技です。基本点は1600点で、Tスピンダブルの1200点を上回ります。 Tを縦向きのまま深い穴の底に入れる必要があり、上から落とすだけでは絶対に入りません。壁蹴りを使って「落とし込む」のが特徴です。先に「Tスピン入門:Tスピンダブルの基本形」と「壁蹴り回転の基本」を読んでおくと分かりやすくなります。
受け口の形
受け口は4つの部品でできています。
- 縦穴:幅1マス・深さ3マス。Tの縦棒が入ります。
- 切れ込み:縦穴の真ん中の段の横に1マス。Tの突起が入ります。
- 屋根:縦穴の真上に、1段あけて1マス。切れ込みとは反対側から張り出します。
- 棚:屋根の下の1段。Tをいったん寝かせておく場所です。
下の3段は、Tが入る4マス以外すべて埋まっている必要があります。Tスピンダブルよりも用意する段が1段多く、形も複雑です。
入れ方
この図の形では、Tをソフトドロップで棚に下ろし、左へ1マス動かして、右回転を1回押します。切れ込みが左にある形なら、すべて左右が逆になります。
なぜ落ちるのか
回転しようとした位置にブロックがあると、ゲームはTを少しずらした位置に置こうとします。これが壁蹴りです。ずらす候補は5つあり、順番に試されます。
- その場で回転 … 縦穴の壁にぶつかる。
- 横に1マス … 屋根にぶつかる。
- 横に1マス、上に1マス … 屋根にぶつかる。
- 下に2マス … 壁にぶつかる。
- 横に1マス、下に2マス … 入る。
屋根の役目は、2番目と3番目の候補をつぶすことです。屋根がないと、Tは2番目の候補で止まってしまい、縦穴には落ちません。「屋根があるから、最後の候補まで進んで、下に落ちる」と覚えてください。
屋根の下が閉じている形
上の図では、棚の左は盤面の壁、右は屋根でふさがっているので、Tを棚へ直接下ろせません。このときは、回転を1回増やします。
- Tを右回転で縦向きにして、左の壁際に下ろす。
- 左回転を1回。Tが横向きになって、屋根の下の棚に収まる。
- 左回転をもう1回。Tが縦穴の底まで落ちる。
Tスピンダブルとの使い分け
| ダブル | トリプル | |
|---|---|---|
| 基本点 | 1200 | 1600 |
| 消える段 | 2 | 3 |
| 必要な深さ | 2段 | 3段+棚+屋根 |
| 作りやすさ | 平積みから作りやすい | 決まった形(定石)の中で作ることが多い |
中盤に自分で形を作るなら、まずはダブルです。トリプルは、DT砲のように「形ごと覚える」定石の中で使うのが近道です。
よくある失敗
- 切れ込みを作り忘れる。縦穴がまっすぐなだけでは、Tの突起が入る場所がなく、Tは落ちません。
- 屋根がない、または高すぎる。屋根は、棚に寝かせたTの端のすぐ上にある必要があります。1段でも高いと、Tは横にずれるだけで落ちません。
- 逆にまわす。まわす方向は、切れ込みのある側です。逆にまわすと、Tは棚の上で向きが変わるだけです。