DT砲の組み方
TスピンダブルとTスピントリプルを続けて決める開幕の定石「DT砲」。1巡目・2巡目の積み方と、2回のTの入れ方を1手ずつ解説します。
DT砲は、開幕の2巡ぶんのミノを決まった形に積み、TスピンダブルとTスピントリプルを続けて決める定石です。名前のDTは、ダブル(Double)とトリプル(Triple)の頭文字です。形が毎回ほぼ同じで、1巡目はミノをほとんど回さずに置けるため、Tスピンを覚えた人が最初に取り組む定石として定番になっています。
完成形
使うミノは、1巡目の7個すべて、2巡目のT以外の6個、そしてTが2個(2巡目のTと3巡目のT)です。
- 左から3列目は、底から上まで1列まるごと空けておきます。
- その列の上に、2巡目のLが1マスだけ張り出します。これがTスピンの屋根になります。
- Tスピンダブルで2段、続くTスピントリプルで3段、合わせて5段を消します。
1巡目:7個を積む
まず中央です。L、S、Tの順に、何も操作せずハードドロップします。LとSが土台になり、その上にTが乗ります。 Tの左腕の下に1マスの空きができますが、これはあとでTスピンダブルのTが入る場所です。
置く順番には、次の決まりがあります。
- 中央は L → S → T の順(下から積むため)。
- 右端は J → Z の順(ZがJの上に乗るため)。
- OとIは、いつ置いてもかまいません。
ミノが来る順番はこの通りとは限りません。順番が合わないときは、ホールドで1個だけ後回しにします。たとえばSがLより先に来たら、Sをホールドして、Lを置いてから出します。ホールドでも合わせられない順番(Tが最初に来て、SもLより先に来るなど)のときは、DT砲をあきらめて平積みに切り替えます。
2巡目:6個を積んで、Tを残す
- J:左端に縦に立てます。上の出っぱりが右を向く向きです。
- L:1巡目のTの左腕の上に縦に立てます。上の出っぱりが左を向き、空けてある列の上に張り出します。
- Z:1巡目のTの上に横向きで置きます。
- O:右側、1巡目のZの上に置きます。
- I:右端に縦に立てます。
- S:Oの上に横向きで置きます。右上がIの上にかぶさるので、Iより後に置きます。
2巡目のTは使わずに残します。Tが早く来たらホールドに入れておき、6個を積み終えてから出します。
1発目:Tスピンダブル
空けてある列の上はLでふさがっているので、Tは真上からは入りません。左上から回転でもぐり込ませます。
- Tを右回転で縦向きにして、左の壁まで寄せ、ソフトドロップでJの上に下ろす。
- 左回転を1回。Tが横向きになり、Lの張り出しの下にもぐる。
- もう1回、左回転。壁蹴りで、Tが空いた列の中へ落ちる。
- そのままソフトドロップで底まで下ろし、最後にもう1回、左回転。Tが点線の位置に収まる。
- ハードドロップで確定。Tスピンダブルになる。
左回転を合計3回押すことになります。慣れないうちは、1回ごとにTの位置を確かめながら押してください。
2発目:Tスピントリプル
2段消えると、Lの張り出しがちょうどトリプルの屋根の高さに下がってきます。次のT(3巡目のT)で、同じ列をもう一度使います。 3巡目のTより先に来たミノは、右側の6列に置いておきます。左の4列は、Tを入れるためにあけておきます。
- 1発目と同じように、Tを右回転で縦向きにして、左の壁まで寄せて下ろす。
- 左回転を2回。1回目で横向きになって屋根の下にもぐり、2回目の壁蹴りで列の底まで落ちる。
- ハードドロップで確定。Tスピントリプルになる。
ダブルとトリプルを続けて決めるので、2発目にはB2Bのボーナスも付きます。この列の仕組みは「Tスピントリプル(TST)の形と入れ方」でも解説しています。
そのあと
5段を消したあとは、低い地形が残ります。ここからは平積みに戻して、次のTスピンや4ライン消しを狙います。 DT砲のあとの続け方にはいくつも型がありますが、まずは「2回のTスピンを確実に決める」ところまでを目標にしてください。
よくある失敗
空けておく列に置いてしまう
左から3列目に1マスでもブロックが入ると、Tが2回とも入らなくなります。 Oを左端に置くとき、Jを左端に立てるときに、1列ずれないように注意します。
SをIより先に置いてしまう
2巡目のSは右上がIの列にかぶさります。先に置くとIが入らなくなるので、Iが来るまでSはホールドで待ちます。
1発目のTを空中でまわしてしまう
Tは、Jの上に着地してからまわします。空中でまわすと、Lの上に乗ってしまい、列に入りません。